がんという病気について知っておきたいこと
現在、日本人の2人に1人が一生のうちに何らかのがんの診断をうけ、
その内3人に1人が働く現役世代であると言われており、
身内や職場でがんを患っている方がいらっしゃるかもしれません。
仕事と治療の両立が前提となり、がんはもはや、長く付き合っていく慢性病として位置づけられています。
そこで大切なのは、早期発見です。早期発見できれば適切な治療が受けられ、再発リスクが低下します。
定期的に適切ながん検診をうけるようにしましょう。
がんの3大治療には、手術・科学療法・放射線治療があり、公的医療保険が適用される保険診療です。
近年、公的医療保険が適用されない新しい治療法もたくさん研究開発されています。
その中で、免疫療法が第4のがん治療として期待されています。
最近よく聞くようになった免疫とは、実際どのようなものかご存じでしょうか?
免疫は細菌やウィルスなどの微生物、自分の体にはない異物、体内で発生したがん細胞などから
自分の体を守る自己防衛システムのことです。
がんの免疫療法とは、この免疫が持つ特性を活かして、がんを攻撃する治療法なのです。
効果が証明された免疫療法はまだ一部に限られていますが、
がん治療の選択肢が広がることは喜ばしいことです。
免疫療法の多くが自由診療となるので、治療効果・安全性・費用については慎重な確認が必要です。
必ず担当医と相談の上、免疫療法に熟知した医師のセカンドオピニオンをお聞きすることをお勧めします。
※弊社の取扱い保険商品の中には、治療や専門医に関する情報提供や、セカンドオピニオン受診の手配などの
アドバイスを受けられるサービスが付帯されている商品もございますので、お気軽にお問い合わせください。
がんの中で予防できるものもあるのをご存じでしょうか?
日本人のがんの20%は感染が原因と言われており、代表的なもので、ヘリコバクターピロリ(胃がん)、
B型・C型肝炎ウィルス(肝臓がん)、ヒトパピローマウィルス(子宮頸がん)などがあります。
細菌やウィルスに対し、除菌・治療・ワクチン接種をすることで、効果的にがんを予防することができます。
他にも、がんの70%は生活習慣が原因と言われています。
喫煙・飲酒・食事・運動など、日常の生活習慣とかかわりが深い病気であることを認識し
がん予防に役立つ生活習慣を心がけ、健康的な生活を送れるようにしていきましょう。
医療は日々進化しています。
誰でもがんになる可能性があることを理解し、最新の情報を常に意識していくことが
できるだけ長く健康にいきていくための一助となっていくのではないでしょうか。