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4月から色々と変わっています!

物価上昇が止まらず、3月31日にティッシュを買った!という話もちらほら聞きましたが、物価に関わらず、4月から色々と変更したことがありますので、今回はいくつかピックアップしてお届けします!

仕事と育児・介護の両立

育児・介護休業法が改正され、育児の分野では、子どもの看護休暇についてけが病気のほか、入園式卒園式入学式感染症に伴う学級閉鎖などでも取得できるようになります。
対象も「小学3年生修了」までに広がります

4月の改正では、3歳以上小学校就学前の子どもを持つ親の残業免除の対象拡大や、行事参加のための子の看護休暇の取得が可能になります。

また、従業員300人超の企業には育児休業取得状況の公表が義務化され、介護離職防止のための支援も強化されます。

10月には、働き方の柔軟化措置が新設され、企業は妊娠・出産の申し出を受けた際に、仕事と育児の両立に関する意向を確認し、配慮することが義務化されます。

育児や介護と仕事を両立しやすい環境が整備されることが期待されます。

一方、介護の分野です。


企業の義務となるのは、
●介護に直面したと申し出た人に介護休業の制度などを周知し、それを利用するか個別に意向を確認すること
●介護保険料の支払いが始まる40歳の従業員を対象に仕事と介護の両立に向けた情報を提供すること

です。

さらに、3歳未満の子どもを育てる人や要介護状態の家族を介護する人がテレワークを選んで働けるようにすることが企業の努力義務になります

少子化対策 強化へ

少子化対策の強化に向けて、去年成立した改正子ども・子育て支援法が4月1日から一部、施行されます。

妊娠・出産支援では、
●妊婦として認定を受けると5万円
●その後妊娠している子どもの人数を届け出ると1人あたり5万円

が支給されます。

働きながら育児をする人を支援しようと、新たに国の2つの給付金制度も始まります。

「出生後休業支援給付金」…夫婦がどちらとも14日以上の育児休業を取得した場合、最長28日間、2人とも手取りの収入が実質的に減らないよう従来からの「育児休業給付金」などに上乗せ

「育児時短就業給付金」…2歳未満の子どもを育てるため、時短勤務をする人のうち一定の要件を満たした場合、賃金の10%相当が支給

年金や医療制度 変更も

年金や医療など、社会保障の制度も変更されます。

このうち公的年金の支給額は、この4月分から、前の年度より1.9%引き上げられます。
ただ、賃金の上昇率よりは低く抑える措置がとられたため、実質的には目減りに

一方、公的医療保険では、75歳以上の高齢者のうち、比較的収入が多い人の保険料負担が増えます。

国の雇用保険の失業給付では、会社などを自己都合で退職した人は、原則2か月間は受け取れませんでしたが、その期間が1か月間に短縮されます

安心して転職活動が出来る環境を整えることがねらいです。

2025年3月31日をもって高年齢者雇用安定法の経過措置が終了し、希望者全員の65歳までの雇用確保が適用されます。

これまでは、2013年3月31日までに労使協定を結んだ企業に限り、継続雇用の対象者を限定できる特例が認められていました。

2025年4月1日以降は、すべての事業主は希望する高年齢者を継続雇用しなければなりません

企業は新しいルールに対応できるよう、早めの準備が求められます。

車検の受けられる期間の変更

2025年4月より車検制度が改正され、車検を受けられる期間が従来よりも長くなります

これまでは「車検証の有効期間満了日の1ヶ月か月前から満了日まで」と定められていましたが、新制度では「2ヶ月前から満了日まで」と、これまでより1ヶ月延長され、ユーザーはより余裕を持って受検できるようになりました。

以前から有効期間満了日の1ヶ月前よりも前から車検を受けることは可能でしたが、そうすると車検満了日までもが早まってしまうというデメリットがありました。


この変更により、年度末など特定の時期に車検が集中するという問題の緩和が期待されています。

これにより、ユーザーは満了日にこだわることなく余裕を持って車検を受けることが可能となり、整備工場の混雑緩和にもつながると期待されています。

マイナ免許証 開始!

マイナンバーカードと運転免許証の一体化(マイナ免許証)

マイナ免許証とは

マイナ免許証とは、免許情報が記録されたマイナンバーカードのことです。
道路交通法の改正により、マイナンバーカードと運転免許証の一体化に関する規定が整備され、3月24日から全国で「マイナ免許証」の運用が開始しました。
希望する場合は、運転免許証に代わり「マイナ免許証」を所有することが可能です。

運転免許証の持ち方

今後、運転免許証は3つの持ち方が可能です。

  • マイナ免許証のみ
  • 従来の運転免許証のみ
  • 両方保有(マイナ免許証と従来の運転免許証)

マイナンバーカードに記載される情報

マイナ免許証のICチップには、以下のような情報が記録されます。

  • マイナ免許証の番号
  • 免許の年月日、有効期間の末日
  • 免許の種類
  • 免許の条件に係る事項
  • 顔写真

マイナ免許証のメリット

マイナ免許証を取得することで、以下のようなメリットがあります。

  • 住所変更などが簡単(ワンストップサービス)
  • 免許更新時の講習がオンラインで受講可能(優良運転者講習・一般運転者講習)
  • 更新手数料が安い
  • 住所地以外での更新の迅速化・申請期間延長

マイナ免許証のみを保有する場合は、住所変更などのワンストップサービスを利用することで、氏名・住所・生年月日を変更する際に、市区町村での手続きのみで完了できます。
警察署や免許センターへの届け出は不要です。
また、免許更新時の講習もオンラインで受講できたり、手数料が安くなるなどのメリットがあります。

詳しくは、警察庁「マイナンバーカードと運転免許証の一体化」をご確認ください。

運転免許証の更新

免許証更新時に、オンライン講習を受講したい場合は、事前にマイナ免許証を取得する必要があります。

マイナ免許証の更新方法の詳細については、最寄りの警察署や運転免許センターなどの詳細情報をご確認ください。
免許更新時にマイナ免許証を取得すれば手数料は無料ですが、免許更新時以外で取得すると1,500円の手数料がかかります

従来の運転免許証の更新手続きや適性検査、高齢者の更新手続きなどについては、以下をご確認ください。
運転免許証(更新、再交付、返納について)

※高齢者講習対象者(更新期間満了日年齢が70歳以上の方)は、オンライン講習の対象外です。

★今後も色々と変わっていく事柄があるようです。
たまには良いニュースもありますので、こまめにチェックしていきましょう!!