新型コロナウイルス感染症に関するお金の話
引き続き猛威をふるっている新型コロナですが、
ご本人、もしくは身近な人が感染したという話をよく耳にするようになりましたね。
福山市でも1000人を超えた日もあり、いつ自分が家族がなってもおかしくない状況です。
そこで、今日は、コロナに関する『お金の話』をしようと思います。
★コロナと医療保険(2022年9月初旬現在)
●みなし入院を知っていますか?
本来入院をしたら受け取ることができる、入院給付金ですが、
新型コロナウイルス感染症と診断されて、宿泊療養や自宅療養となった方でも、
『みなし入院』とし、入院給付金を受け取れる可能性があるんです!
一般的にはPCR検査で陽性となった場合で、医師や保健所の証明書があれば保険金を受けとれるとしている保険会社が多いようです。
●自発的に検査・療養したら??
抗原検査キットや、自費でPCR検査をして陽性がわかったり、自発的に自宅療養をした場合は、
保険金お支払いの対象とならないことがありますので注意が必要です。
そういった場合は、保健所に報告して、証明書が発行してもらえるかどうか確認をしてください。
一方で、一部の自治体では、抗原検査キットなどで陽性となった場合、
自主療養を認めているところもあります。
その場合、自治体からの証明書で給付金を請求できる保険会社もあるようです。
●ご自身の医療保険、確認してみましょう!
今まで入院していないからといって医療保険のことが頭になかった方もいらっしゃるかもしれません。
自宅療養したけど、給付金請求をしていなかったという方は、
ご自身がご加入の医療保険の内容を確認してみてください。
※保険会社によって取扱いが違う可能性がありますのでご注意ください。
★新型コロナによる入院給付金お支払い対象の見直し
(2022年9月下旬からの予定)
新型コロナ感染者の増加に伴って、政府が感染者の全数把握などの見直しを行いました。
生命保険協会などは、政府の要請を受け、入院給付金のお支払い対象の縮小などの見直しを
保険会社各社に要請しています。
●見直し後のお支払い対象となるのは・・
- 65歳以上の高齢者
- 入院が必要な患者
- 妊婦
- 治療薬・酸素投与が必要な患者 など
重症化リスクの高い人に限定される予定です。
●いつから変更になる??
具体的な運用に関しては、保険会社によって異なる可能性がありますが
早ければ9月下旬から各社の判断で、対象が見直される見通しです。
今後も状況に応じて運用が変更される可能性もありますので、随時新情報を発信してまいります!
★新型コロナウイルス感染症による小学校休業等対応助成金
●お子さまのために仕事をお休みする従業員さんのために…
コロナウイルスの陽性となると一般的に10日ほどが療養期間となります。
例えば、小学生や幼稚園のお子様が感染されたり、クラスが学級閉鎖に
なった場合、保護者の方もお世話のために仕事を休まないといけなくなる場合が想定されますね。
こうした事態を想定して、以前ブログでもご紹介した
『新型コロナウイルス感染症による小学校休業等対応助成金』
について、あらためてご案内します。
これは仕事をお休みしたご本人ではなく、事業者に対する助成金となります。
昨年8月1日から本年9月30日までの間に、お子様が陽性になったり、学校が学級閉鎖になった際、
お子様の面倒を見なければならなくなった従業員に対し、事業者が賃金全額支給の有給休暇を
取得させた場合、その事業者を支援するというものです。
●申請時期は??
この有給休暇は労働基準法上の年次有給休暇は除きますので、
それとは別に特別に有給休暇を取得させた場合に限ります。
以前は6月末までの休暇を対象期間としていたのが、現在は9月末までに延長されています。
6月までの休暇の申請は受付終了していますが、7.8.9月の休暇に関しての申請は11月30日までと
なっております!お早目に申請をなさってください。
コロナに関する医療保険や助成金の情報など、お気軽に弊社までお問合せください。