アニサキスにご注意を!
今年も残すところあと半月となりましたね!
インフルエンザなどの感染症が流行しておりますが、楽しいクリスマスやお正月を
元気に迎えられるように、体調管理に気を付けていきたいですね。
さて、皆様はアニサキスに出会ってしまったことはありますか?
夏場はニュースなどで、アニサキスによる食中毒の注意喚起をしているのを
耳にする機会も多いと思いますが、実は冬も注意が必要なんです😢
というのも、先週弊社スタッフが購入した魚の切り身から
生きたアニサキスがウニョウニョウニョ~と出できたらしく、
『もう魚が食べられない~!』
とすっかりトラウマになってしまったようです。
幸い食べる前に発見できたので食中毒にはならずに済みました。
そもそもアニサキスって何なのか、食中毒になればどうなるのか、
ならない為にどう注意したらいいのか・・今回のことで改めて調べてみましたので
皆様にも情報共有させていただきます!
●アニサキスを知ろう
アニサキスは寄生虫(線虫)の一種で、長さ2~3㎝、幅が0.5~1㎜
くらいで白色の少し太い糸のように見えます。
サバ、アジ、サンマ、カツオ、イワシ、サケ、イカなどの魚介類に
寄生しており、寄生している魚介類が死亡し時間がたつと、
内蔵から筋肉に移動することが知られています。
アニサキスによる食中毒は、アニサキスが寄生している魚介類を
生(不十分な冷凍や加熱の場合も含みます)で食べることにより、
アニサキスが胃に突き刺さったり、腸に食いついたりすることで
食中毒を発症します。
●アニサキスの食中毒の主な症状は?
【急性胃アニサキス症】
食後3~4時間後に、みぞうちの激しい痛み、吐き気、嘔吐などの症状が現れます。
(多くが急性胃アニサキス症とのこと)
【急性腸アニサキス症】
食後10時間後~数日後に、激しい下腹部痛と、吐き気、嘔吐、発熱などの
症状が現れます。
中にはアニサキスに対してアレルギー反応がでる人もいるようです。
蕁麻疹、血圧の低下、呼吸不全、意識障害などを伴うことも・・
残念ながら、アニサキスに効果的な治療薬はなく、
治療法としては、胃アニサキス症の場合は、内視鏡検査時に
アニサキスを摘出します。
腸アニサキス症の場合は対症療法を行い、場合によっては
外科的処置が必要になるとのこと・・
ちなみにアニサキスは人の体内に入ると4~5日で死ぬようです。
●アニサキスへの予防方法は?
【加熱調理】
中心温度60度で1分以上加熱したらアニサキスは死にます。
鮮度が落ちた魚介類はしっかり加熱してから食べましょう。
【冷凍】
-20℃で24時間以上、または-18℃で48時間以上冷凍された魚介類を購入した場合は
アニサキスは死んでいます。
【新鮮な魚を購入】
魚を丸々一匹購入した場合はよく冷やして持ち帰り、すぐに内蔵を取り出しましょう。
アニサキスがいないか目視で確認し、もしいたら除去しましょう。(内臓は生食NG)
●迷信を信じないで~!
酢や塩、ワサビや醤油をつけてもアニサキスは死にません!
よく噛んで食べれば大丈夫!というわけでもありません!
アニサキスは、細くて表面はなめらか、かつ丈夫とのことで
かみ切ることは難しいようです。。
私たち日本人はお刺身やお寿司など、魚を生で食べる文化でもありますし
アニサキスの特徴と予防方法を少しでも知っておけば、
これからも、様々なおいしいお魚料理を安心していただけるんじゃないかなと思います。
それでは、今回スタッフが出会ってしまったアニサキスを動画でご紹介いたします。
ちなみに、まさかのタラでした!
閲覧注意!!!(虫類が苦手な方はご注意下さい)